「ペシャワール会」現地代表として、アフガニスタンやパキスタンでの人道支援に長年取り組んでこられた、中村哲さん(高17回)ご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。

中村さんは、昨年6月に開催された福中・福高創立百周年記念事業のパネルディスカッションで、高校時代の思い出として,病気を理由に修学旅行をさぼって一人で山登りをしたことをとても懐かしそうにお話しされていました。生徒に向けては「たとえ有名にならなくても、小さな英雄はたくさんいる。そういう人になってほしい」とメッセージを残されました。
中村さんが広めたアフガニスタンでの灌漑及び農業事業が今後も次世代に受け継がれ、中村さんが願っていたアフガニスタンが緑で覆われる日が一日も早く来ることを願ってやみません。

謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

朝ぼらけ第114号